懐かしいコッペパン 柴崎・コンチェルトの「あげこっぺ」
コンチェルトの あげこっぺ
揚げたコッペパンに砂糖をまぶしたあげこっぺ。口の中で砂糖が溶けるのと同時に、揚げ油のジュワーとした感じが混ざり合い絶妙のハーモニーを奏でる。
持っていた手には、あげこっぺの砂糖がくっついて、舐めないの?と聞いてくるようだ
今日のパン図鑑は、柴崎にあるコンチェルトさんの「あげこっぺ」です。軽い生地、シンプルな味、揚げたうえに砂糖をまぶしたこの感じはまさに、懐かしい給食のコッペパン! 変わった味付けやアレンジをしないところも、潔い。近年は本格的なハードパンが主流になりつつある中で、こういうコッペパンという昔ながらの味が、心にしみる故郷のようでうれしい。
私が通った小学校では、給食のパンを作ってくれていたパン工場に社会見学として見学に行くのです。工場では、できあがったコッペパンがたくさん並んでベルトコンベアでぐるぐると移動していました。移動しながら、あるところで縦に切り込みが入れられ、またあるところでは横に切り込みが入れられて、ジャムやバターを塗っている人がいて、それが大きな木の箱にまとめられて、またどこかへぐるぐると移動していく。とにかくコッペパンがぐるぐると移動している様を初めて見て、すごい!未来の工場だ!と興奮したことを覚えています。今でも、こっぺぱんを食べる時にはそのことを思い出します。おじいちゃん、おばあちゃんの歳になったときには、孫とコッペパンを食べながらこの話を何度も話すのだろうなあ。
さてさて、このあげこっぺだけでなく、コンチェルトさんではコッペパンに具材を挟んだ惣菜パンなどコッペパンの種類が豊富です。お気に入りのコッペパンを見つけてみるのはいかがですか。
『あげこっぺ』
コンチェルト
調布市菊野台 2-58-2
2016-08-16 | Posted in パン図鑑 | No Comments »