南瓜のようなやさしい甘さ 仙川・藤屋の「かぼちゃ3兄弟」
我ら、かぼちゃ3兄弟! 調布市仙川にある藤屋さんの和菓子「かぼちゃ3兄弟」、見た目のかわいらしさに思わずニコリ。
藤屋さんといえば入り口にある看板には「南瓜最中本舗 藤屋」と書かれています。南瓜を推した和菓子屋さんはあまり聞いた事がありません。なぜ南瓜?かというと、その昔に仙川には武者小路実篤先生がお住まいになられていて、この藤屋さんに南瓜の絵を贈られたそうです。その南瓜の絵をいただいたことから南瓜にこだわった和菓子を作られるようになったとのこと。親しくされていた方から贈られる絵、それがとてもうれしかったのだろうなと感じました。
実篤先生の描かれた南瓜の絵が、素朴なやさしさを添えています。
3兄弟、へたの形がそれぞれ違う。細かいところにもこだわりが。
中身もそれぞれ違います。
左から、「かぼちゃ菓子」「南瓜最中」「かぼちゃがいっパイ」
○かぼちゃ菓子
外見が、色味から南瓜にそっくりなかぼちゃ菓子。かわいらしいなあと手に取っていただけば、外皮はしっとりとしていて食感はまるで南瓜の煮物のようにふっくらとしています。かぼちゃを使った餡は、やさしい甘さで、この甘さ加減はかぼちゃを煮た時の自然な甘さに合わせているのだろうなと感じます。
○南瓜最中
南瓜に似せた最中生地に、ぎっしりと詰め込んだあんこ、その中には牛皮のおもち。安定の美味しさです。
○かぼちゃがいっパイ
パイ生地に、かぼちゃを使用した餡。洋菓子のような和菓子です。ふわりとしたパイ生地に、かぼちゃを使用した餡がとても合います!かぼちゃ菓子同様に餡がやさしい甘さで、美味しさに、じたばた!このこのこのー!あっという間に完食です。
3兄弟それぞれの味なので、手みやげとしても良いですね。
『かぼちゃ3兄弟』
藤屋
調布市仙川町 1-12-15
2016-09-13 | Posted in 手みやげ | No Comments »